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​信越北陸支部 支部長挨拶

日本音楽療法学会信越北陸支部

                               支部長 近藤清彦

   この度、宮本啓子前支部長から支部長を引き継がせていただきました近藤清彦です。歴史のある信越北陸支部の大役を仰せつかり身の引き締まる思いです。

 以前は、近畿支部に所属しており、6年前から信越北陸支部にお世話になっています。これまでの信越北陸支部の20年の歴史を拝見すると、学術大会ではさまざまなテーマが取り上げられており、音楽療法へ多方面からアプローチされてきた皆様のご努力が伺えます。これまでの伝統を引き継ぎながら、さらに発展させていけるように努力させていただきます。

 私は脳神経内科医として多くの神経難病の患者さんに接する中で音楽療法を取り入れたいとの思いが強くなり、音楽療法の勉強を始めました。初代理事長の故日野原重明先生の音楽療法へかける想いを引き継ぎ、音楽療法を必要とされる人と音楽療法士さんのかけ橋の役割や、医療へ音楽療法が取り入れられるような働きかけができればと思っています。

 この2年間、新型コロナウイルス感染症により不自由な生活を強いられています。音楽療法の実践が制限され、対面で音楽療法が実施できることのありがたさ、大切さを感じられている方が多いと思います。音楽療法のあり方にも工夫が必要となり、新たな音楽療法の方法も模索されています。

 信越北陸支部は新潟県の端から福井県の端まで約500Kmという広いエリアからなっており、集まることが困難な地域ですが、WEBを利用した会議や学術大会に慣れてきたことで、距離を感じさせなくなった面もあります。新しい仕組みの始まりと感じています。新技術を利用することで、これまでとは異なる支部内や他支部との交流ができるようになるのではないかと期待しています。

 コロナ禍で滅入ることなく、新時代にむけて皆樣と共に音楽療法を発展させていきたいと思います。

皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

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